解答17:「あるないクイズ」リターンズ!?(21年5月後半出題)
答え→問題(1):「〜前」という語を作ることができる
問題(2):「九九」に登場する発音である
ではまず問題(1)。こちらはすべての単語の後ろに「〜前」を付けて新しい単語を作ることができます。
男→男前(○) 女→女前(×)
手→手前(○) 足→足前(×)
当たり→当たり前(○) はずれ→はずれ前(×)
一人→一人前(○) 一匹→一匹前(×)
いきなりちょっと難しかったでしょうか!? しかしこの問題は「日本語のでき方」を研究する上でも奥が深い問題のような気がします。
つぎに問題(2)。こちらはひらがなにすると分かりやすいかも知れません。
西→にし→2×4
インク→いんく→1×9
肉→にく→2×9
午後→ごご→5×5
他にできそうな九九には何があるか考えてみました。
印紙→いんし→1×4
サザン→さざん→3×3
珊瑚→さんご→3×5
資産→しさん→4×3
獅子→しし→4×4
私語→しご→4×5
ロック→ろっく→6×9
葉っぱ→はっぱ→8×8
国→くに→9×2
串→くし→9×4
こんなところでしょうか。結構あるものです。「同音」の単語が多いというのは日本語の特徴の1つです。現在で言う「ダジャレ」、昔で言う「掛詞(かけことば)」が発達したのにはこういった日本語の背景があるのですね。やはり誤解を招かないためにも、日本語には「漢字」が必要だということになるのです。