問題63:奥の奥のさらに奥には!?(24年12月出題)

 私は日本地理が大好きで、世界地理にはもともとあまり関心がないのですが、今回は珍しく世界の国々のお話をしようと思います。

 世界の国々には本当にいろいろな特徴があるのですが、こと地形に関しての話をすれば「内陸国」「海洋国」という分類が有名です。「内陸国」というのは海にまったく面していない国。国境を越えないことには海を見ることができません。大陸の真ん中に多く存在し、モンゴル、スイス、ハンガリー、エチオピア、パラグアイなどがこれに該当します。これに対して「海洋国」は、逆に陸続きの国境を持たない国。周囲をすべて海で囲まれています。日本をはじめ、フィリピン、オーストラリア、アイスランド、キューバなどが該当します。

 さて、世界地理は日本地理と違ってさすがにスケールが違うのですが、内陸国にはさらに「二重内陸国」と呼ばれる国も存在します。これはその名の通り「周囲を内陸国ばかりに囲まれている国」。つまり国境を最低でも2回越えないと海を見ることができません。本当に大陸の奥地にあることになります。今回はこの「二重内陸国」を問題にしてみようと思います。

 二重内陸国の1つはウズベキスタンです。旧ソ連から独立した国の1つで、周囲をカザフスタン、キルギス、タジキスタン、アフガニスタン、トルクメニスタンに囲まれていて、これらもすべて内陸国です(ただしカザフスタンとトルクメニスタンはカスピ海には面しています。しかしカスピ海は大洋とは連続しておらず、あくまでも湖扱いです)。

 さて問題です。二重内陸国はこのウズベキスタンの他にはあと1つしかありません。それはズバリどこでしょう? 今回は世界地図とにらめっこをしてみて下さい。アジアか、アフリカか、ヨーロッパか、はたまた全然違う地域にあるのか??


  解答・解説


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