塾長の気まま日記(平成25年9月後半)
9月16日(月) 雨のち晴れ
無事に「陸の孤島」滋賀県を脱出して帰着いたしました。下手をすると明日の昼に帰着、そのまま出勤かなぁ…とも覚悟しましたが、何とかいろんな交通網にお世話になり、今日中に戻ることができました。
さて3日間の旅。初日である14日は両親とともに三重県の鳥羽へ。漁師の方が経営する食事処で素敵な料理(刺身の盛り付き)をたっぷりいただき(下の写真左)、そのまま滋賀県へ向かいました。そして前々から気になっていたJR草津線甲賀駅の「トリックアート」を見学し写真にも何枚かおさめてきました(下の写真右)。その後、水口にある行きつけの「つばきの湯」につかり、JR貴生川駅に送ってもらい、両親とはここでお別れ。私は一人、大津のホテルに向かいました。夕ご飯は(お酒も)とてもお腹に入らず、明日予定しているウォーキングに備えて早めに就寝しました。
15日。朝起きてみると雨は降ったり止んだり…。迷いましたが、天気予報ではこの後、数十年に一度の大雨が近畿地方を襲うとか。大雨特別警報も出される見込みとかで、さすがに無謀な私もウォーキングは中止しました。それでも雨はまだまだ小降りだし、せっかく大津まで来たのだからということで、京都まで出てみました。一応今回のウォーキングの出発予定地だった三条大橋へ行ってみると…。何と時折太陽も顔をのぞかせる曇り空。湿っぽいものの雨はまったく降っておらず、中止してしまったことを少しだけ後悔しました(下の写真)。
今回のメインは新京極歩き。修学旅行でおなじみの京都の名所ですが、実は今から14年前、私立高校の教諭をしていた時に1年生の京都研修旅行で引率として訪ねて以来の訪問となりました。この引率の時、生徒の一部が非行少年たちに絡まれ警察沙汰となり、新京極巡りを途中で中止したという経験があったのですが、それ以来でした。ま、もちろんあの時とは違って一緒に行った先生達(この時主任だった先生はもうお亡くなりになっています)も生徒達もいませんでしたが、「生徒が絡まれた」との連絡があった時に先生達と一緒に入っていた喫茶店にも立ち寄り、14年越のあの夜のショッピングの続きをゆったり楽しませてもらいました。
このあたりから予報通りの本格的な雨。急いで京都駅に戻り(ここの空中回廊も6年ぶり)、喫茶店で少しくつろぎ、お土産を購入して大津へ戻ることとなりました。ウォーキングの中止により時間に余裕ができてしまったので、大津駅前のマックでシェークを味わい、ホテルまでの道筋の居酒屋でお酒と串焼きを食べ、良くも悪くも命の洗濯ができる旅行となるはずでした。少なくともこの時点では…。
さて最終日である16日、予定通り10時前にホテルを出て大津駅へ向かい、在来線でゆったりと豊橋まで帰ろうかなと思ったところ…。昨夜立ち寄った居酒屋の前の道路のアスファルトが大雨で流されていたのにまず驚きました(下の写真左)。ホテルは高台にあったのであまり気付かなかったのですが、結構すごい雨で避難指示が出されていたのですね。そして駅に着いてみると「始発から完全運休」との案内。上り(米原方面)も下り(京都方面)も両方とも浸水やら土砂災害で不通。復旧の見込みも立たず。もしかすると2〜3日ダメかも、とのこと。この東海道本線(琵琶湖線)だけでなく草津線、湖西線、新幹線、信楽高原鉄道、近江鉄道、近鉄、京阪線、京都市営地下鉄、奈良線、バス路線、すべてアウト。道路も名神高速道路と国道1号線が通行止めで京都に向かえず、滋賀県(特に大津)が完全に陸の孤島となっていました。「陸の孤島」って本当にあるのですね。真ん中に湖があるのに「孤島」ってシャレにもなりませんね。
それでも仕方なく、「ま、このおかげでゆっくりする時間ができたなぁ。大津駅ビルの古本屋で漫画でも読破するか」と思いながら久しぶりに「アウターゾーン」を全巻立ち読みし(下の写真真ん中)、駅前で鳩とたわむれ(下の写真右)てみましたが、昼も過ぎるとさすがにそろそろ今日中の帰宅に不安を感じ始めました。「高速バスがあったはず」と思いつき、大津インターまで歩いて見に行ってみましたがガソリン代の高騰のためか一日一本(早朝)のみになっておりこれもアウト。いよいよ今夜の宿を確保しなくてはならないかと思い始めた午後4時過ぎ、JR湖西線が一部で運行を再開したとのこと。さらに在来線は全然メドが立たないもの東海道新幹線は再開したとの連絡。何とか京都(あるいは米原)まで行き着ければ大丈夫だ。しかし米原は滋賀県内ではあるものの結構距離がある。タクシー乗り継ぎでも厳しい。
ということで湖西線で京都へ向かうすべを考え始めました。JRでは2駅ですが、逢坂山と東山という山2つを越えなくてはならず、この2駅間は近くて遠い。とりあえず動き出している路線バスで湖西線の駅のなるべく近くまで行って、そこから湖西線の大津京駅まで徒歩連絡。1時間に1本ずつ臨時で走らせていた列車で京都へ。ここまで来れば後は大丈夫。新幹線(のぞみ初乗車)で約40分で名古屋まで戻ってきました。結局6時30分に名古屋着。名鉄駅ビルの行きつけのお寿司屋さんで食事して一杯呑み、8時過ぎに無事に帰宅することができました。本当に疲れましたが、結果として帰ってこれたし、大津駅の案内所のおばさん達ともたくさん話せたし、漫画も読めたし、この旅行を敢行して良かったと思うことにします。明日から仕事頑張ります!!
9月17日(火) 晴れ
5日ぶりに塾舎へ行ってみると、看板の鎖(プラスチック製)が切れてしまい看板が横倒しになっていました。あらためて台風18号のすごさを実感しました。良くも悪くも滋賀県にいたので、その「暴風」はまったく体験していませんでしたので…。鎖を修復し、看板を立て直し、汚れを拭き取り、久しぶりに仕事モードに切り替わりました。
台風一過のため窓を開放して掃除していると、窓際に置いてあった造花がポロッと折れてしまいました。別に触ったわけではないんですけど…。先月のホワイトボードのヒモが切れた件といい、不吉な事が起こらなければいいなと思っています。
9月18日(水) 晴れ
今日も夜、テレビを見ながらまたまた「箱入娘」のパズルをいじっていると、18分ほどであえなく完成。しかも前回のゴールとは違った形での完成となりました。いろんなパターンがあるのですね。何でもとにかくやってみるものです。とりあえずやってみなくては何事も始まらない。でも残念ながら「とにかく」動かしているだけなので、もう一度復元しようと思っても不可能です。今度はいろいろ論理的に考えながら挑戦してみようと思います。
9月22日(日) 晴れのち雨
阪神タイガースが負けて巨人の優勝が決まったみたいですね。やはりこれだけの独走だとニュースもそれほど盛り上がらなかったような気がします。私はマジックが「1」になっていることすら知りませんでした…。巨人の選手達はそれでも嬉しいんだろうなぁ、と思っていたのですが、特番に出ている選手達もやはりこの戦力で「予想通り」優勝してもそれほどの喜びはなかったみたいですね。まぁ、ビールかけは基本的に楽しそうでしたが、少なくともニュース番組で本気で嬉しそうに騒いでいたのは徳光と亀梨だけだった(あ、爆笑問題の田中もか!)ような気がします。感激で泣いている選手もいなかったようですし。
やっぱり健全に優勝しないと選手達にも引け目があるのでしょう。楽天の優勝の方はきっと選手達の喜ぶ涙が見られるのではないかと期待しています。
9月24日(火) 晴れ
私は元来本が大好きなので自宅の自室には本があふれているのですが、それを整理するための本棚をGW頃からずっと探していました。新品を買うのはもったいないのでリサイクルショップをあちこちまわっていたのですが、今日ようやく手頃な大きさで手頃な価格のものを一宮で見付けました。さっそく自室に搬入し、明日から本を整理し始めたいと思います。主に置き場が無かったのは大学時代に使っていた洋書の類。そして大好きな推理小説の単行本あれこれ。ようやく彼ら(?)も「仮設住宅」から脱出できそうです。
9月25日(水) 晴れのち雨
名古屋のプロ野球ファンにとってようやく我慢の2年間が終了しましたね。広島のAクラス入りについては「ぼやき部屋」の方に譲るとして、「2年間」という期限付きの監督なんて前代未聞ですよね。公立高校の校長も同じですが、自分の退職が決まっていたら本気で仕事しようとは思いません。たとえ口では「そんなことない」と言っていたとしても、無意識のうちに場当たり的な仕事をしてしまうのが人間ですよね。大相撲で引退を発表した力士が千秋楽まで出場しようとしても「休場」させられるのはそのような理由からなんじゃないかなと思います。
ま、とにかく選手としては知りませんが、監督としての能力がきわめて「低」いのに、名前に「高」という字が入っている監督の退任が正式に表明されてホッとした一日でした。
9月27日(金) 晴れ
だいぶ秋めいてきて、ちょっと早いかなとも思いましたが今日は長袖で出勤してみました。昼はやっぱり暑いですが、夜はちょうどいいですね。お昼には近場の温泉に入りに行ったのですが、昼間は露天風呂でもちょうどいいくらいでした。
9月28日(土) 晴れ
世間にブームを巻き起こした「あまちゃん」も今日が最終回となりました。いろいろと伏線や心象風景が散りばめられていて、文学部出身としては考察しがいのあるストーリーでした。詳細はぼやき部屋を見てくださいね。
さらに夜にも「山田くんと7人の魔女」の最終回。こちらもそれなりには感動的でしたね。「あまちゃん」ほどではないけれど、ちょっと予想はできない展開でした。湊かなえさん原作の「高校入試」以来、久しぶりに満足した土ドラでした。