解答14:スポーツの効率!?(21年4月前半出題)

 答え→問題(1):11投
     問題(2):54本

 ではまず問題(1)の解説から。ボーリングは基本的に1フレームで2投することになります。しかし1投で10ピンすべてを倒してしまった場合(ストライク)のみ、1投だけで終わります。つまり1フレームから9フレームまでは、ずっとストライクを出し続ければ9投で終わります。

 しかし最終の10フレームだけは倒し続ける限り3投まで投げられますから、逆にストライクやスペアを取ることなくピンを残して2投で終えた方が、投げる回数は少なくなります。

 よって合計11投で終わるのが、考えられる最小投球数になります。ま、あくまで計算上のことで、まず起こり得ないケースでしょうけどね。

 さて次はさらに起こり得ないと思われる問題(2)です。この問題は1イニングでの最大安打数を考えて9倍すればいいことになります。では、点数が入らない場合で1イニングに放たれる最大の安打数は何本まで可能でしょうか。

 まず先頭バッターがヒット(1安打目)。そして牽制球でアウトになったとします。次に次打者がまたヒット(2安打目)。また牽制球で刺されて2アウト。そこから3人続いてヒット(3、4、5安打目)を放ち、2アウト満塁になったとします。まだ1点も入っていませんね。そこから6番バッターが内野ゴロを打ちました。そしてこの打球が走っていたランナーに当たると守備妨害ということでアウトになり、3アウトチェンジ。結局1点も入らずに終わってしまいます。しかしこのような守備妨害の場合、打者には記録上「ヒット」が記録されるので、結局このイニングは6安打を放ちながら1点も入らないという珍現象が起こってしまうのです。

 そして(まぁ可能性としてはほぼ0%でしょうが)これを9イニング繰り返せば、54安打を放ちながら完封負けという記録が生まれるはずです。というわけで、完封されたチームが放つことができる最大安打数の正解は、9×6=54本でした。

 スポーツは奥が深いですね!?

 

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