解答１９：○る、△る、□る、※る！？（２１年６月後半出題）

　答え→ラ行

　「らる」「りる」「るる」「れる」「ろる」、どれも動詞としては成立しませんね。もともとラ行の文字が連続するというのは発音に無理があるのです。「言語は生き物」と言いますが、人間がかつて自然と使っていた単語が「言語」になっていくのですから、発音しにくい
単語が生まれる可能性は低いのです。

　ちなみに英語やフランス語は、日本語よりもさらに「発音の美しさ」にこだわる言語です。たとえば英語にもフランス語にも「不規則変化」というものがありますが、あれは「発音の美しさ」を追求した上に発生した物です。good-better-best(グッド・ベター・ベスト)って欧米人の耳には非常に美しい発音に聞こえるようです。good-gooder-goodest(グッド・グッダー・グッデスト)なんて何だか発音が汚い（耳障りです）！

　さてでは、日本語に二字動詞「○る」に当てはまる文字を確認していきましょう（２種類以上存在する同音二字動詞は代表的なものを挙げておきます）。

前半は快調だったのに、後半になって×が多くなってきましたね。濁音・半濁音になるとさらに×が多くなってきます。　

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