解答32:お隣にソフトタッチ!?(22年5月出題)

 答え→埼玉県と栃木県の県境

 さぁ全国の地図を出して、ほんのちょっとしか触れていないような都道府県を探してみましょう。東北地方や中国地方は4つの県が縦横に並んでいますから、その接点では微妙な接触がありそうです。秋田県と宮城県もそっと触れているような感じですし、鳥取県と広島県もそう。果たして県境の長さはどれくらいなんでしょうか?

 今度は一応20万分の1の縮尺の地域地図で、該当しそうな県境の長さを計ってみます。「短そうかな」と思った県境は以下の表の通りです(短かった順です)。お分かりのように埼玉県は登場回数が多いです。いろんな県とほんのちょっとずつ接しているということですね。浅く多く、という方向性なのでしょうか…!?

接触する都道府県 20万分の1の地図での長さ 実際の県境の長さ(計算上)
埼玉県 栃木県 約1p 約2q
三重県 京都府 約4p 約8q
長野県 埼玉県 約4.4p 約8.8q
香川県 愛媛県 約4.5p 約9q *島部含まず
鳥取県 広島県 約7.5p 約15q
福島県 群馬県 約8.4p 約16.8q
徳島県 愛媛県 約8.5p 約17q
埼玉県 茨城県 約9p 約18q
山梨県 埼玉県 約11p 約22q
秋田県 宮城県 約11.5p 約23q

 全国地図で見ると、関東地方の北部に何やら5つの県が集まってきている点があります。栃木県と埼玉県の接点に、群馬県が左から、茨城県が右上から、そして千葉県が右下から、手や足を伸ばしてきているように見えますね。ここ、ここなんですよ。県境が短くなっているのは。

 実際には千葉県だけがその中でもちょっと離れているのですが、それでも頑張って手を伸ばしている感じがします。しかもこの辺りは関東平野のまっただ中。全国の大半の県境が山の山頂で区切られているのに比べて、この5県の県境は(利根川は流れているものの)まさに街中なのです。だから県境に気軽に行けるし、短時間にいくつもの県を行ったり来たりできるということになります。ま、そんなことして喜んでいる物好きは私くらいか…。

 余談ですが、このホームページでも紹介している私の「徒歩旅日記」。当然、県境を通過することはしょっちゅうですが、1回のウォーキングで3つの異なる県をまたいだことは1度しかありません(第3回の旅で愛知県・岐阜県・三重県をかすめました)。せっかくなのでこの後(おそらく今年中には)この5つの県境が集中している辺りに向かい、「1回のウォーキングで異なる5県をまたぐ」経験をしてみたいと思っています。ホント、どうでもいいことですけど…。

 

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