問題26:国語辞典逆引き!?(21年11月出題)
現在、小学6年生の日本語の授業では「辞書の種類と引き方」を学んでいます。国語辞典から始まって漢和辞典、そしておまけとして古語辞典、英和辞典、和英辞典なども少しだけ扱います。国語辞典の使い方なんかは意外に正確に知らない人もいるのではないでしょうか?
例えば、単語の並び方。同じ文字の場合は「清音→濁音→半濁音」の順に並んでいます。つまり「班(はん)→晩(ばん)→パン」はこの順に出てくるということ。そして拗音(小さい文字)は通常の文字の後に。「かつて→勝手(かって)」の順ですね。さらに長音(のばす音)はその発音通りの扱われ方をされます。つまり「チーズ」は「チイズ」として扱われ、「地図(ちず)」よりも前に置かれているはずです。
さらに上級編として、同じ発音の同音異義語を考えてみます。まずは漢字で書いたときに文字数が異なる場合は文字数の少ない順に並べられます。よって同じ「かわら」と発音する単語でも「瓦→河原」となります。そして漢字で書いたときの文字数も同じ場合は、その漢字の画数の少ない順になります。よって「きゅう」という同音異義語は「九→旧→灸→級→球」の順に登場します。う〜ん、たかが辞書の配列一つとっても奥が深いですね…。
さて、国語辞典と言えば単語の意味を調べる辞書ですが、年をとってくるとその「単語」の方が思いつかない場合があります。そういった場合にはもう調べる辞書はありません。今回はそうならないために次のクイズをやってみましょう。
次の問題はある単語を国語辞典で調べたときに載っている「意味」を並べたものです。たくさんある場合にはいくつかをピックアップしました。さぁ、これらの意味からもとの「単語」を当ててみましょう!!
<例題> ・一般に物の上にかぶせるもの
・頭につける装身具
→<答え> 帽子 …こんな感じです。では問題を。
★最後の1つのヒントは、スペシャルヒントです。
@ ・物事を残さずに処理すること
・取り入れて自分のものにすること
★体内に入れた食物を吸収できる状態にすること
A ・もっとも楽しいよい時期
・名誉や誉(ほま)れ
・芸人などにあげるご祝儀金
★植物の枝や茎などにつく生殖器官
B ・区切りや段落
・箇所、点
・音楽の旋律、メロディー
・糸や縄などでこぶのようになっているところ
★竹などの茎にある区切り