問題22:元素記号に注目?(21年8月前半出題)
よくよく見てみると、あまり理科に関する問題を出したことがないようなので、今回は元素記号にまつわる問題といきましょう!!
世の中の物質はすべて「原子」と呼ばれる非常に小さな粒でできています。このことは中学2年生の理科で学ぶことになっていますから、それ以上の学年の人であれば知っていることでしょう。そしてその原子には100以上もの種類があり(私が中学生の頃は103種類でした。平成21年8月現在は新しいものが発見され118種類になっています)、それぞれには元素記号と呼ばれる記号が付いています。アルファベットを使って表され、先頭は必ず大文字で始まります。
フッ素→F 炭素→C 水素→H
のように大文字1文字だけで表される原子もあれば
鉄→Fe 銅→Cu 金→Au
のように、大文字の後に小文字を付け加えて2文字で表される原子もあります。また、113番目以降には
ウンウントリウム→Uut
のような、3文字で表される原子も登場してきました。
さて、その元素記号をよく見てみると、非常にいろんな原子に使われているアルファベットから、ほとんど見かけないアルファベットまであるような気がします。アルファベットは26文字しかないわけですから、118種類もの原子があったら全文字使われていても良さそうなものなのに、丹念に調べてみたらありましたよ、一度も使われていないアルファベットが…。
いよいよ問題です。118種ある元素記号の中で、一度も使われていない大文字は2つあります。そして、一度も使われていない小文字は6つあります。それらの中で、大文字も小文字も一度も使われていない(つまり元素記号表にまったく登場しない)アルファベットが1つだけありますから、その文字を探してみて下さい。
さぁ、今回も周期律表を探し出して…