予定では５日間の旅の予定でしたが、一日早く帰ってきました。特に体調が悪かったというわけでは無いのですが、思ったよりも渋滞も少なく順調に運転できたというのが理由です。４日間ともずっと快晴でしたが、昼の車中は暑く、夜の車中は寒いという、なかなか体温管理が難しい旅でした。まぁ季節柄仕方ないんですけどね…。
まず出発は２８日の夜（正確には１２時をまわっていたので２９日の未明）でした。明け方まで運転し通して、京都府の舞鶴市へ。ようやく明るくなり始めた５時過ぎに到着しました。ここでコンビニの小さなお弁当で朝食をとって少しだけ仮眠を。朝９時過ぎには再び運転を始め、最初の目的地の宮津に向かいました。
去年の１２月６日、大雪の中のウォーキング（結局は途中で中止となりましたが）で案内所の女性に救ってもらいお世話になり、そのついでに何と舞鶴のホテルまで車で送ってもらいました（当時の日記参照）。その方にちょっとしたお土産を持ってお礼に立ち寄るというのが最初の目的だったのですが、残念ながらこの日の午前中にはまだ出勤されていませんでした（案内所もまだ閉館中でした）。そこで隣の飲食店の女将に事情を話し、お土産を預けてきました。ぜひお会いしたかったのに残念でした…が、夕方頃にわざわざ携帯電話にお礼の連絡をいただきお話をすることができました。
そのまま前回・前々回の徒歩旅の距離を測りながら京都府北西端の木津温泉郷へ。立派な海鮮丼と特大のカニ汁を食べ（下の写真）、温泉にもしっかりつかり、この日は道の駅「くみはまSANSAIKAN」で車中泊をしました。前夜が徹夜だったこともあり、また翌日が早朝からウォーキングの予定だったため、７時くらいには眠りに落ちてしまいました。
翌３０日は恒例のウォーキング。いろんな虫や鳥、動物たちに出くわしながら兵庫県入りしました。詳細はこちらの徒歩旅日記をご覧下さい。歩いた後は再び温泉につかり、今夜の宿を予約してあった香住町へ向かいました。いつもはビジネスホテルなのですが、今回は珍しく民宿にしました。
月は変わって５月１日。この日はひたすら車で山陰地方を西へ移動。この先（次回以降）のウォーキングの下見をしました。鳥取、倉吉、米子、境港（以上鳥取県）、松江、出雲、大田、仁摩（以上島根県）と走り、秘境の温泉街である温泉津温泉に到着したのが午後３時頃。温泉津温泉は「ゆのつおんせん」と読み、「温泉」という字が２度も出てくるという変わった地名です。四方を山に囲まれた本当に俗世間と隔絶された温泉地で、芸能人もお忍びでよく来られるそうです。私が立ち寄った薬師湯さんにも芸能人の方が家族と来られた時の写真がたくさん飾ってありました。屋上のバルコニーではお湯を浴びた後のコーヒータイム（下の写真）。本当に日常の嫌なことをすべて吐き出させてくれます。
この日の夜も車中泊。道の駅「グリーンロード大和」という、江の川沿いのこれまた四方を山に囲まれた素敵な場所です。夕方に到着した写真が下の一枚。夜は結局周りには私一人となり、月や星を眺めて川のせせらぎとカエルの合唱を聞きつつ、大自然の中での自分の存在の小ささをかみしめて、素敵な夜を過ごしました。
この辺りから広島県の三次（みよし）までの地域は「霧の海」として有名で、翌２日も早朝５時に目が覚めたときには辺り一面に幻想的な霧が立ちこめていました。そんな中で運転を始めて一路南へ。山陽の尾道に出たのが午前８時。そこからはひたすら東へ帰り、福山（広島県）、倉敷、岡山、備前（以上岡山県）、赤穂、姫路、加古川、篠山（以上兵庫県）、亀岡、京都（以上京都府）、信楽（滋賀県）と戻ってきました。いつも思うのですが、車の旅でも電車の旅でも、京都まで戻ってくると「あぁ帰ってきたなぁ…」って安心感があります。この日も夕方４時に滋賀県に入り、温泉につかって（結局毎日どこかの温泉にはつかってました）夜９時過ぎに豊川に帰着しました。
高速道路を使わない長旅（全行程約１４００㎞）でしたが、そのぶん覚悟していた渋滞にははまらずにすんだのかも知れません。でもさすがに一般道での運転は疲れます。明日は自分の身体も自動車も休ませてあげようと思います。