第34回 富士見(長野県諏訪郡富士見町)→茅野(長野県茅野市)
平成12年5月14日 晴れ 12.8q 2時間50分
特記する内容は、特に…何も
前回から長野県に入り、今回は塩尻方面に向けてさらに歩を進めます。5月も中旬となり汗ばむくらいの陽気の中、国道18号線に沿って歩くのですが、歩き始めたのが朝7時頃ということやコースの概観、雰囲気など、すべてが前回とそっくりなウォーキング。アップダウンもほとんどなく、相変わらず両側を中央アルプスと南アルプスに挟まれ、片側1車線の道路を時々トラックが走る。アッと言う間の3時間弱、ちょっと大きめの都市、茅野市へ着いてしまいました。
そんな中で唯一の見所は、富士見駅からすぐ1つ目の駅、「すずらんの里」駅。ここだけは視界も右手に少しだけ開け、季節には一面のすずらんが楽しめるポイントです。また冬から早春にかけては見渡す限りの真っ白な雪が降り積もり、ここが「信州」であることをしっかり実感させてくれます。残念ながらこの日はどちらでもありませんでしたが、ずっと狭い谷を歩いてきた中でホッと一息つける場所であることは間違いありませんでした。
個人的なことですが、この平成12年は教員生活で初めてクラス担任をもった年でした。前回のウォーキングをした4月2日はその入学生(担任は1年生でした)が入ってくる前々日でしたが、この5月14日はようやくクラス担任にも慣れ、心軽く歩いていた記憶があります。
今回の旅日記は特記する内容があまりありませんでしたので、茅野市について少しだけ紹介しておきたいと思います。ここは長野県の中でも僕の好きな市の1つです。かつては豊橋発の飯田線も、終点の辰野駅を越えてこの茅野駅まで走っている電車が何本かありました(今もあるかも知れません)。塩尻市ほどではありませんが、ここ茅野市も交通の要所になります。東西には国道18号線(甲州街道、ずっと歩いている幹線です)が走り、北へは白樺湖を通って上田・軽井沢へ向かう秋葉(大門)街道、南へは桜で有名な高遠へ向かう山道が伸びています。高遠の南には「気」を発生させることで有名な「ゼロ地場」分杭峠(ぶんぐいとうげ)があり、休日ともなると結構交通量が多くなりますのでご注意を。
次回は岡谷市を通って塩尻市に入ります。