第57回 松阪(三重県松阪市)→伊勢神宮外宮(三重県伊勢市)

平成13年12月12日 晴れ 19.8q 5時間20分

泥水で沐浴!?

 さぁ今回は松阪市内の探索からです。前回の旅日記にも書きましたが、松阪市は「まつさかし」と読み、牛肉の産地としてあまりにも有名です。歩き始めてすぐの交差点にラジオCMで有名な「焼肉の一升びん」があります。一升びんはいくつかの店舗があるのですが、この交差点にある一升びん宮町店は「回転焼肉店」として有名です。それはズバリ、肉がベルトコンベアに乗ってやって来る!というもの。まぁ簡単に言えば回転寿司の焼肉版だと思えばいいのですが、実際に後年、家族とともに行ってみると独特のおもしろさがありました。金額も一枚ずつお皿に記してあるので、安心して焼肉を楽しむことができます。

 松阪市を抜けると、いよいよ伊勢神宮が近付いてきたと感じられる空気になってきます。松阪市から多気郡明和町に入る時点で渡る川は「祓川(はらいがわ)」。神様に会いに行く前にこの川で「身を祓う」という意味から名付けられたのでしょうか。それにしても肉眼で見る限り泥っぽい水が流れていて、とてもじゃないが「身を祓える」ような川ではありませんでした…。

 そして玉城町、小俣町を少しずつかすめると、宮川を渡って伊勢市に入ります。通りの脇にある電柱に貼られている広告はほとんどが先述の「一升びん」と「赤福」で占められています。赤福と言えば色々な事はありましたが、やはり伊勢名物の横綱格。こしあん好きな僕としては何個でも食べられてしまうほどの「獲物」です。ある意味「三重県=伊勢=赤福」なのです。とうとう「お伊勢さん」にやって来ました!

 左手にJRの伊勢市駅を見る地点までやって来ると、道は右に大きく曲がって正面に伊勢神宮外宮が目に入ってきます。まずは今回の旅の最初の目的地に到着しました。担任の生徒たちの受験よりは約1年も早く着いてしまいましたが、ここでしっかり大学受験合格祈願参拝をして、伊勢市駅を今回の終着地としました。

 実は伊勢神宮にはもう6q先に「内宮」があります。おかげ横町などで有名なのは(赤福のあるお店も)内宮の方なので行ってみようかとも思いましたが、今回は残り6q(往復すると12qか)を歩くほどの体力の余裕は残っておらず、外宮の方だけの参拝となりました。それでも生徒たちの受験がきっとうまくいくであろうことを祈りつつ、次の目的地である京都の東本願寺に向けて伊勢市を発ちました。

 次回は宮川沿いに上流に向かって歩きます。



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