第82回 岡部(静岡県志太郡岡部町)→阿倍口(静岡県静岡市)

平成15年10月8日 曇り 20.5q 4時間40分

初心に戻りつつ…

 前回も書きましたが、岡部宿から宇津ノ谷トンネルを越えて静岡市に向かうコースは、第27回の旅のルートとほぼ(いや、まったく)同じになります。その時は宇津ノ谷トンネルを越えた辺りが500qポストになりましたが、今回は丸子宿を抜けた辺りが1750qポストになりました。「あれからあちこち歩いて(諏訪湖岸や木曽路、伊勢路や京都、琵琶湖岸と本当にいろいろまわってきました)1250qも増えたんだなぁ」と実感したり、「あのころはまだ社会人1年目で一生懸命だったなぁ。(この時はもう次の公立高校の採用試験の合格通知をもらっていたので)来年度からもまた初心に戻って頑張らなくちゃなぁ」とか思ったりしながら、しみじみと歩きました。

 手越原からは、第27回の時のルートから離れて安倍川に沿って北上することになりました。東三河や浜松辺りからは本当に天気のいい日でないと見えない富士山も、ここでは本当に普通に眺められます。この辺りにすむ方々は、毎日毎日富士山を見ていてやはり飽きてしまうのでしょうか!? だとしたら、たまにしか眺められない僕は意外と幸せなのかも知れませんね…。

 安倍川の源流の方には梅ヶ島温泉など「静岡の奥座敷」と呼ばれるひなびた温泉街がありますが、この辺りはまだそこまでいかず住宅地となっていて、静岡市街とはまた違った生活臭を感じ取ることができます。今回は阿倍口(あべのくち)の静清(せいしん)スイミングスクールというバス停を終着地としました。阿部口とは安倍川の河口近くという意味、静清とは静岡と清水の頭文字を取った造語です。

 次回は安倍川に沿って上流に向かい、南アルプスのふもと、横沢に到着します。



第81回へ←   →第83回へ

静岡中西部巡りトップへ戻る
旅のページトップへ戻る